2021年02月04日園の様子
2月2日 節分👹
今年は124年ぶりに2月2日が節分でした。
節分とは季節の分かれ目。立春の前日を節分といいます。節分に行う豆まきは季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う行事です。
先週から各クラスごと鬼の顔や鬼バックなどの製作を行い、豆まき会の準備を行ってきました。
「見てみて! 強そうな鬼でしょ」
そして豆まき会当日。園には柊鰯を飾りました。柊鰯には鬼の嫌いな匂いと、トゲトゲした柊の葉っぱで鬼目を刺し、邪気の象徴である鬼が家の中に侵入してくるのを防いでくれます。「幼稚園に鬼が来ませんように・・・」子ども達の中には朝から心配している子もいました。
「お魚の顔がついてるね・・・」
保育室では、各クラス自分たちで製作した泣き虫鬼や、怒りんぼ鬼など自分のお腹に住んでいる鬼退治に夢中。
「鬼は外! 福は内!」
「よーし、鬼退治だ!!」
すると、どこからともなく「ガ~ン ガ~ン ガ~ン」とびっくりするような大きな音が・・・
なんと幼稚園に大きくてとっても強そうな赤鬼がやってきて、中嶋先生が鬼に捕まりそうになってしまったのです。
「さあ~!!どうしましょう!」
「みんな助けて~! 👹に捕まっちゃうよ~!」
「悪い子はいないか!」
「助けて~」と園内を逃げ回る先生を鬼はすごい勢いで追いかけます。子ども達はあまりの怖さに保育室の隅に集まりながらも「鬼は外!!」と一生懸命叫びました。そして、年長組の勇気ある男の子が柊鰯を手に勇敢に鬼に立ち向かってくれたのです。
「鬼の嫌いな柊と鰯の頭だぞ!」
「ウワー! やめてくれ~💦」
鬼は柊鰯とみんなの「鬼は外!」の掛け声に力をなくし、慌てて逃げていきました。
鬼を退治してほっとした子ども達は、待ちに待ったお楽しみに時間。クラスでお菓子まきを楽しみました。
「こんなにたくさん拾ったよ!」
そして給食は「鬼カレー・大根と鰯のつみれのコンソメ煮・ベビーパイン」
大豆の入ったドライカレーとターメリックで色づけしたご飯で鬼の顔を作り、ウインナーで角をつけ、海苔をちぎって目や鼻をつくっていきました。
怒った顔や、困った顔、笑ってる顔・・・。どれ一つ同じ顔はありません。個性豊かな鬼の顔ができあがりました。
「どこにしようかな~」
「強そうでしょ!」
「私の鬼はかわいいの!」
自分で作った鬼カレーを美味しくいただき、大満足の子ども達。
怖い経験もしましたが、幼稚園に現れた赤鬼と、心の中の鬼を退治し気分はすっきり!
一年に一度の節分を楽しみました。